パステルアートで自由に表現しながら自己肯定感と心の根っこ(レジリエンス)を育む、“みんな、まる!”ゆびまるこ学校

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言葉のチカラ~最後にアートに名前をつける理由。

2023/01/08
美術展や展覧会に行くと、絵には必ず題名がついていることに気づきます。
絵を見て→題名を見て、「なるほど!」と思ったり、
題名を見て→絵をみて、「そっか」と思ったり。

絵の見方は人それぞれですね。


私は美術展に出展したときに審査員の先生の言葉がいまも心に残っています。
「絵は、絵だけでは絵にならないんですよね。
 絵は、額縁があり、題名があって、作品が完成します」


絵を縁取る、額縁もその作品を表現する一部となる。
そして題名はその絵を伝える言葉となる。
だから題名のない絵は、名前のない存在になります。

「無題」というものもありますが
作品はその人の心や世界、価値観などを表現するものなので
最後の最後に、名前を付けてもらえない…
ちょっと寂しいなと思うのです。



ゆびまるこの表現アートでは
自由に色にふれ、感触にふれ、心を開放していきます。
アートとともに心が描かれていくのですが
最後に名前をつけます。

「絵に名前をつけてね」


これが難しかったりします。
こどもたちは自由に名前をつけてくれますが
小学高学年になるとだんだんとむずかしくなっていく様子。
おとなになるとそこでつまづいてしまったりします。


アートは右脳、言葉は左脳。
たちまち、「変かな…」と怖くなる。


自由に描かれた世界に、自分で名前をつけること。
それは心の絵の意味を、私たちが生きるこの世界とつなげるものでもあります。
ココロには決まったカタチはありません。
常にうごきながら、変わっていきます。
アートでは最後にカタチが生まれてくるのですが
そこに名前を付けるのも自由です。


カタチのないココロに、気持ちに、感情に、
言葉というカタチを与えます。


言葉を持つことで心のアートは力強くなり
意思が育ちます。


たとえば、青い絵を描いたとします。
名前は、「空」でも「気持ちよい朝」でも
「はじまり」でも「青」でもなんでもいいのです。
名前を付けることが大事。


その繰り返しで
意思のチカラ、言葉のチカラ、表現するチカラが育まれます。

これは絵だけに限らず
「今日の気分は、○○な感じ」とか練習してもいいですね。


ぜひぜひ、アートを描いたあとには名前をつけてくださいね。
言葉のチカラを手に入れてみてくださいね。


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