こんにちは。
心を育むパステルアートゆびまるこのルパです。
みなさんは何気なくしていることを
じっくり、ゆっくり、
そのひとつひとつの動作を細かく考えたことがありますか?
放課後等デイサービスでのゆびまるこ教室では
アートというものづくりの中で
動作をひとつひとつ分解して、組み立てていきます。
なぜならそれは子ども達ひとり一人がとてもユニークな発達があるからです。
- この子はこれが得意。
- この子はここまでできた。
- この子はこれができない。
- この子の集中力は。
- この子のスイッチはどこ?
- この子はどうしたら安心するの?
いろいろ考えていきます。
そのことで発達特性にあった指導をすることができます。
鳥チャイムを作ろう!
これは工作の日です。
「つくる」ことに挑戦しました。
作業工程がいくつもあります。
ひとつひとつが高度ですが
子ども達は自分ができるところまで挑戦してくれました。
全部できる子は、全部してくれたらいいですが
全部できない子は、できるところまで作って、お願いする。
この「お願いする」ことが大切です。
みんなの鳥が完成しました。
一番難しかったのは、紐をむすぶことのようでした。
それが分かったことがよかったことですね。
たくさんのものづくりの作業は
手を使う、指を使う、頭をつかうことがいっぱい。
みんなの鳥チャイムができてよかったです。
音に敏感である。
そういう子もいました。
それも特性ですね。
発達特性があるなしに関わらず、
日常の動作を細かく分解していくと、その子の特性が理解できるヒントがいっぱいです。
「コップでお茶を飲む」ことも
- コップにお茶をいれる
- コップを持つ
- コップに口を近づける
- コップを傾ける
- お茶を飲みこむ
- コップを置く
- 言葉で感想を言う
こんなにもたくさんの動作があるのですね。
どこまでできて、なにができないのは細かく丁寧に見ていくと
相手のことがよく理解できますね。
これは子どもだけでなく、おとなや高齢者の特性を見ていくことにも参考になります。
相手を知る、理解するって、
ざっくりでは分からないものなのですね。
これが参考になりますように。
まる!